【育児本レビュー#86】「アンガーマネジメント 怒りやすい子どもの育て方」を読みました。

アンガーマネジメントの基礎と実戦が学べる良書
様々なシーンに対して解説されているので育児中の親子の怒りに対応できます

怒りって扱うのが大変だよね
育児中は怒ることばっかりなんだろうな

そうね
怒りに悩んでる親はかなり多いでしょうね

怒っちゃいけないのはわかってるんだけど
そういうときはアンガーマネジメントが有効なんだったよね?

アンガーマネジメントは怒りの管理方法を理解できるからね
怒ることが悪いことだと思ってる人ほど学んでほしいわ

アンガーマネジメントに関する本は以下の記事でも纏めていますので参考にしてみてください!

本日レビューする育児本は「アンガーマネジメント 怒りやすい子どもの育て方」です。
本書の著者は管野 昭子さん。

菅野さんは厚生労働省認定 産業カウンセラー。
2012年アンガーマネジメントに出会い、講師として独立。約3500人にアンガーマネジメントの授業を行っています。
「楽しくわかりやすく」をモットーに、小学校、市企画講座などで子どもたちにアンガーマネジメント授業を実施。
現在は学校、教育機関、企業などの垣根を超えてアンガーマネジメントを伝えるアンガーマネジメントのスペシャリストです。

本書の目次は以下の通り。

Part1 基礎編
第 1 章:アンガーマネジメントとは
「怒り」とはなんだろう?
第 2 章:アンガーマネジメントを活用しよう
「怒り」の伝え方
Part2 実践編
第 3 章:すぐに使えるアンガーマネジメント
パターン/シチュエーション別怒りの伝え方/すぐに使えるテクニック
第 4 章:アンガーマネジメントワークショップ
怒りの気持ちを知る/自分と自分の怒りを知る
怒りの反射を抑える/いろんな考えがある
怒るか怒らないか選ぶ/怒らない選択
怒る選択/心のコップの水を減らす

本書のタイトルはちょっと煽り気味ですが、内容はアンガーマネジメントの基礎知識や対処方法を説明している本です。
最初にカンタンな選択肢で4タイプに分けて適切な対策ワークが説明されています。
そのため様々な状態の子供に合わせて適切な対策がわかるようになっています。

適切な対策と言っても難しいものではなく、アンガーマネジメントの基礎テクニックのなかで効果が出やすいものを選んでいるだけなので実行しやすく難しいことはありません。

さて、アンガーマネジメントはそもそも怒りをどうにかしてくれる技術ではありません。
アンガーマネジメントの本を読む人で「怒りたくない」「怒ることをどうにかしてほしい」ということを期待してくれる人がいますがその悩みはアンガーマネジメントでは解決しないでしょう。

怒りは自然な感情であり、抑え込むことが困難です。
それは自分自身もそうですし、他人、子供に対してもそうです。

本書は子どもに対しての本なのか親に対しての本なのか曖昧だったという感想を見かけましたが、そういう話ではありません。
アンガーマネジメントは怒りそのものに対する理解を深めて、その管理方法を教えてくれるテクニックなのです。
本書では子どもが怒ったときに対する親ができる対処法や、親自身が怒りを感じてしまったときの対処法。
そして怒りに関する知識を得られる本です。

様々な怒りを覚える事例が挙げられており、その怒りに対する考え方、適切な対処法についても答えてくれている良書だと感じました。

育児に関する怒りに関する知識を総合的に得られる本です。
もし怒りに悩んでいる方は一度目を通してみてはいかがでしょうか?

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