葛西りいちさんのシュッっ産体験にもとづくコミックエッセイ
妊娠糖尿病の話題など珍しい話題が盛り沢山で面白いです
妊娠期間中のトラブルって人によって様々だよね
糖尿病になるなんて話も聞くけど
そうね
人によっては妊娠糖尿病になる人もいるわ
この本の作者さんは実際に糖尿病になっちゃったんだね
その様子が語られているコミックエッセイは珍しいかも
それ以外にも、ちょっと人と話しづらいような話題も入っているみたい
旦那さん目線の話も面白いわよ
本日レビューする育児本は「へっぽこママはギブ寸前」です。
本書の著者は葛西りいちさん。
本書は葛西りいちさんの妊娠・出産・子育てにまつわるエピソードを描いたコミックエッセイです。
この時期のトラブルを描いたコミックエッセイはたくさんありますが、本書の特徴は妊娠糖尿病のことが書かれていること。
葛西さんはつわり中に食欲が暴走し、ひたすら食べられるものを食べるようになってしまいます。
特に焼き肉が大好きになってしまい、妊娠前はあまり焼き肉に行けなかった旦那さんは「一生つわりでも良い」と思えるほど喜びます。
しかしそんな状況の葛西さんが発症した症状は妊娠糖尿病。
葛西さんは糖尿病の治療をすることになってしまいます。
最初は暴食が原因で発症したのかと思いましたが、実はそうでもないらしく。
妊娠糖尿病はそもそも潜在的に糖尿病になりやすい人間が発症する場合が多いのだそう。
葛西さんも身内に糖尿病の人間がいたそうで、遺伝的に糖尿病になりやすい体質だったようです。
糖尿病は赤ちゃんが教えてくれるとも言われるほどだそうで、勉強になりました。
本書は他のコミックエッセイよりも少しプライベートな部分に突っ込んだ話が多く
例えば病院で検査を受ける際のプライベートゾーンの処理とか
産後のセックスレスに関する話題など。
ここらへんのちょっと言いにくいような話もコミカルに赤裸々に描かれており
「他の人はどうしてるんだろう?」ともやもやしている人には助かる内容になるかもしれません。
また、巻末には「司会3cmの子育て」という旦那さん視点のエピソードを描いたマンガも収録されています。
ド近眼の旦那さんがイクメンを目指して奮闘するも想った通りにいかない様が描かれています。
いくつか妊娠・出産・育児に関わるコミックエッセイを見てきましたが、妊娠糖尿病を患ってしまった事例はなかなかなかったので勉強になりました。
身内に糖尿病になった方がいる方などには非常に参考になる一冊かと思います。
よろしかったら一度目を通してみてはいかがでしょうか?
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