言葉の選び方で自己肯定感を伸ばす!「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」を読みました。

怒ってしまいそうなシーンも捉え方、言葉選びで自己肯定感を伸ばせる!
OK、NGを4コマ漫画つきで分かりやすく勉強できます。

褒める子育てって難しいよね

悪いことをしていたり、迷惑をかけてると、怒るしかないって思うもんね

この本はそういうシーンでもどうやって言葉を選べばいいか分かりやすく解説してて助かるね!

4コマ漫画があるから、見直しも簡単でとても助かるわ!

「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」という本は、NHK「すくすく子育て」の司会をされていた天野ひかりさん著の子育て指南書です。
イラストレーターのとげとげ。さんが描いているかわいい4コマ漫画がついており、すべての事例、指南がとてもわかり易くなっています。

この本は、子どもにかける言葉の影響について、自己肯定感の観点から解説されています
天野ひかりさんの実体験や具体的な事例を元に語られていて、話されている内容はとても説得力があります。

自己肯定感を育てることは「子どもの器を大きくすること」というのが軸にあり
子どもの短所も認めて、器を大きくしていきましょう、と話されています。

器が小さいうちは色々なことを受け止める余裕がない状態です。
その器がどれくらいだろうか?というのを考えてあげながら、少しずつ色々なものを注いでいき
自己肯定感という器もそれに合わせて大きくしてあげる。
そんな子育てが大事だということです。

この本で称さきされている事例は、自分が子供の頃に感じていた不安感、プレッシャーなどが思い出される事例が多く
かなり実際の子どもの気持ちに寄り添っていると感じました。

この本は以下の章立てで構成されています。

第1章 子どもの視点に立ってみる言葉
第2章 子どもが自分で考え始める言葉
第3章 子どもの力を認めて伸ばす言葉
第4章 子育ての不安が消える言葉

それぞれのテーマに沿って、子どもの感情に寄り添ってどのように接するべきなのか解説されています。
すべての事例にNG、OKが比較して解説されており、どこがだめなのかすぐ分かります。
また、先にも描きましたが4コマ漫画がついているので見返しもしやすいんですね。
ですから、手元に置いておき、気が向いたときにパラパラと見返えすととても効果的だと思います。

挙げられている事例は結構ありがちで困る事例が多いので、とても参考になります。
例えば。
第1章で「子どもがブロックを投げている場合」
ブロックを投げさせるのをやめさせたい場合。どうしますか?

普通に接してしまうと「危ないからブロックを投げるのはやめなさい!」と注意してしまいますよね?
でも、最近の子育て指南書では「褒めるのが大事。認めるのが大事」と言われているわけです。
こんな状況でもそんな事ができるの?と思いませんか?

この本での回答は「投げることに集中させる」でした。
つまり、物を投げるのは楽しいね!投げられてすごいね!という1部分を認めてあげるわけです。
だから、もっと遠くまで投げられたらすごいよ!ボールを投げてみようか?という話にしてあげるというのがこの本での回答です。

なるほど。すべてを否定するのではなく、どこか認めて挙げられる部分を見つけて、そこを伸ばすと!
とても参考になる回答ですね。

私が印象的だった事例は「小どもに選択をさせているようで、実は親が認める正解を探させている」事例です。
例えば、「どっちの服がいいの?」と子どもに質問したとき。「分からない」と子どもが答えてしまうとき、ありませんか?
これは好きな方を選ばせているようで、実は「どっちを答えたら親に褒められるんだろう?」と考えさせてしまっている可能性が高いんです。
実はこれ、私も子供の頃に同じことを考えていた記憶があるので、とても納得してしまいました。

他にも、なかなか答えにくい性教育に関する質問の回答の仕方とか、実際の子育てで悩んでしまいそうな事例が本当に多いんです。

対応が難しいとはいえ、やはり子どもの自己肯定感は大事。
気軽に見返せるガイドブックとして、ぜひお手元に一冊置いてみてはいかがでしょうか?

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