現代に必要な学力を伸ばす勉強法を!「賢い子に育てる 最高の勉強法」を読みました。

現代社会で必要とされる学力を育てよう!
細かく具体的な勉強法を解説してくれる指南書!

勉強って難しいよね
自分も苦手なのに、子どもに勉強させるなんてできるのかな?

確かに誰でも勉強が得意なわけじゃないわよね
でも、細かいコツを知っていれば、効果はぜんぜん違うと思うわ

なるほど…コツとかは全然気にしたことなかったかも

勉強ができるようになる心構えや攻略法を知って
効果的に勉強できるようになりましょ!

「賢い子に育てる 最高の勉強法」という本は、教育学者の齋藤孝さんが書いた子育ての指南書です。
この本では、親が子どもに与えたい能力や機会はどうすれば養われるのか、という問いに答えるために、現代社会を生き抜くために必要な「記憶再生力」と「問題解決力」を獲得させる方法を紹介しています。

一時は学歴社会を捨てるような動きが社会的にあったようなのですが
再び学歴で差をつけるような採用をする動きが出てきているのが現状とのこと。

個人的には経験上、学歴で人生の幸福や不幸が決定してしまうわけではないと感じていますが
とはいえ生き抜く難易度は大きく変わってしまうのが事実だと思っています。
それはいい意味でも悪い意味でも。
学歴さえつければ、と思っていると、いい大学に入ったあとに一気に気が抜けてしまったり、仕事に対して必死にならなくなったり、思った通りの会社に入れないと絶望したり。

とはいえ、やはり勉強自体は大切ですし、この本を読むことで勉強のコツを掴めば
学力をつけるのに必要な時間が削減できますし、仕事にも応用できるテクニックもあるなと感じました。

ではこちらの本の章立てです。

第1章 新しい“賢さ”の育て方
第2章 小学校までの育て方
第3章 「勉強」に臨む前に
第4章 勉強には型がある
第5章 各教科の「最高の攻略法

こちらの本では、現代で求められている「記憶再生力」と「問題解決力」についてまず述べられています。
今までの日本では詰め込み型の勉強ばかりで、とにかく知識を詰め込んで試験でその詰め込み度合いを確認するような教育法が続けられていました。
教科書を完全に記憶して、頭の中に1冊の本を仕上げるような感じですね。

この点はTV番組とかでもよく外国と比べられているのを見たことがある方は多いのではないでしょうか?

今まで求められてきた学力に対して最近急速に評価が高まってきている学力感。
それは問題解決能力とのこと。
一人ひとりが気づき感じたことをもとに問題を明らかにして解決していく能力ですね。

そのため、従来の記憶力重視の「記憶再生型」と自分の力で柔軟に問題を解決していく「問題解決型」。
この2つが現代に求められている学力です。
単純な記憶力ではなく、複雑でより難しくなっていると言われると、プレッシャーを感じますね。

ですので、親がちゃんと方向性を認識して、子供の学力を正しい形で伸ばしていくことがより重要になっていくわけですね。

本書では、小学校に入る前からの育て方から始まり、「生真面目タイプ」と「リラックスタイプ」という性格の分け方をした性格別の勉強法。
不安や逆境の乗り越え方や、各教科の攻略法まで。

精神的な話、具体的な実践方法の話まで。
ふわふわとした話ではなく、しっかりと事実を見つめた話ばかりでしたのでとても気が引き締まるかとおもいます。

プレッシャーにもなりますが、きちんと子どもに学力をつけたいと考えている方にはぜひおすすめです。
一度お手にとって見てはいかがでしょうか?

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