子供の自己肯定感だけではなく、親の自己肯定感も大事!
パパにもオススメしたい子育て本
男性も育児に参加するようにはなってきたけど
まだまだお母さんの負担は大きいね
そうね。身体の状態も大きく変わってしまうし
どうしても大変になっちゃうわね
頑張りすぎてくじけないようにしてあげたいな…
どうしたらいいんだろう?
この本を読んだら、お母さんの大変さが少し分かるかもよ?
そうしたらサポートのしかたもわかってくるかもね
「ママも子どももハッピーになる!がんばらない子育て」という本は、臨床心理士の高見知日子さん著のお母さんのための子育て本です。
この本では高見さんの専門知識や実例をもとに、母親が抱える育児ストレスへの対処方法を解説されています。
タイトルから分かる通り、ついつい色々と抱えて頑張りすぎてしまうお母さんに向けての本です。
頑張りすぎないで、と言われてもつい頑張ってしまうお母さんに、具体的な考え方や取るべき行動を、とても優しい口調で解説されています。
さて、こちらの本の章立てです。
第1章 子育てはイライラやモヤモヤがいっぱい!
第2章 適当に、ほどほどに、完璧を目指さない
第3章 お母さん、大変なときはこうやってしのぎましょう
第4章 子どもが生まれたあとの家族との関係
第5章 子どもは親を育ててくれる
こちらの本で、ここがポイントだな、と思ったのは親の自己肯定感についてです。
これは第5章の「子どもは親を育ててくれる」で触れられています。
子どもの自己肯定感については触れられている書籍は多いですが、親の自己肯定感について具体的に挙げている書籍は珍しいかもな、と思いました。
もちろん、あなたは十分頑張っている、とか、自分を褒めてあげましょう、というような話はたくさんあります。
ただ、親の自己肯定感、という単語をしっかり出しているのは少し特徴的だなと思いました。
子育てをしている最中、どうしても自分のできないことばかり目について、自己否定しがちです。
でもしっかりと「自分の自己肯定感も大切!」と認識して、できていることにしっかり目を向けることも大事なんだなと思いました。
それと、お父さんがお母さんに対する接し方についても良いポイントがあったなと思いました。
よく言われているのは、お母さんの時間を作ってあげましょう、とか、家事をちゃんと手伝ってあげましょう、育児に参加しましょう、育休を取りましょう、という話ですね。
でもこの本で書かれているのはそれだけではなく「お母さんを愛してあげましょう」という点が一番大事と述べられています。
多分、育児中のお父さんから特に抜け落ちてしまう視点はここではないでしょうか。
子どもを大事にしてあげよう、とか家事を手伝ってあげよう、とか。そういうことは思いつくと思うんです。
でも多分、なにかやってあげることが大切なのではなく、お母さんに愛情を持って接してあげることが一番大事。
育児をしているお母さんを労ったり、労ってあげるには、感謝を伝えたり、褒めてあげたり、まずそういうことを抜け落とさないようにするのが大事なのではないでしょうか。
恥ずかしい、自分は不器用、なんて言い訳をしないで、表に出してあげるのがまず重要なんだと思いますね。
お母さん向けの本ではありますが、お父さんにもぜひ読んでほしい内容でした。
育児のストレスに悩まされている、またはパートナーとの付き合い方に悩んでいる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
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