「レバイン・メソッド」で自分で考えられる子どもに育てる!「親から始まる「正解のない時代」を生き抜く世界基準の子育て」を読みました。

レバイン・メソッドで主体性、自己肯定感、考える力を親子で身につける!
グローバルな視野をベースにした、子育て方法

アイシャ・レバインさんさんって知ってる?

「バイリンガルベイビー英会話」っていう
Youtubeチャンネルをやってる人ね

そうそう。レバインさんが提唱している子育て方法
「レバイン・メソッド」っていうのがあるんだって

アメリカでの子育て経験をベースにした子どもの
主体性、自己肯定感とかを育てる教育法ね
どんな教育法なのかとても興味があるわ

本日レビューする育児本は「レバイン・メソッド」で自分で考えられる子どもに育てる!「親から始まる「正解のない時代」を生き抜く世界基準の子育て」です。

本書の著者は「バイリンガルベイビー英会話」というYoutubeチャンネルを解説しているアイシャ・レバインさんです。

アイシャ・レバインさんは2002年にアメリカから日本に来日。
その後2005年まで国際交流員として勤務しました。
その後、電通に入社し、16年勤めています。

Youtubeチャンネルは6年前に開設し、日常英会話を使ったVLOG動画を発信しています。
英語の勉強になるとともに、国際結婚家庭のリアルな状況も楽しめます。

レバインさんはユダヤ系アメリカ人。
多くのユダヤ人は「家の中も教育の場の一つ」と言うそうです。

それは学校で学ぶような勉強や、宿題を家でしたという話ではありません。
親とすぐに対話し、世界についていろいろ教えてもらい考えさせられたということ。
そしてレイバンさんの親自身も学ぶことに興味があり、レバインさんも同じようにいろいろ学びたくなったそうです。

ユダヤ人は頭がいいとよく言われますが、教育方針にもその秘訣がありそうですね。
そして、レバインさんが家庭で経験した教育をベースに、主体性・自己肯定感・考える力を親子で身に付けることができる子育て法「レバイン・メソッド」を提唱したのだそうです。

ではこの本の章立てを見ていきたいと思います。

1章 理想の教育と子育てとは?
2章 子どもの考える力を育てる「レバイン・メソッド」
3章 「レバイン・メソッド」を行う前に
4章 朝から夜まであらゆる場面で使える「レバイン・メソッド」
5章 「レバイン・メソッド」実践者インタビュー・Q&A

先にも述べた通り主体性・自己肯定感・考える力を親子で身に付けるのがレバイン・メソッドです。
「自分で考え、恥ずかしがらずに伝えきる力」を伸ばすことで、「どんな国でも、どんな分野でも、どんな状況でも、自分らしく生きていける」ようになることを目的としています。

このメソッドが他と異なる点は「親の意識」がまず重要だということ。
親自身がグローバルな視点、つまり世界を意識して子育てを行うこと。
子どもと一緒に多様性や主体性、積極性を身に付け、成長できるようなメソッドであるということです。

全体を通して大事にしているのは子供の意見を尊重すること。
そして、子ども自身に考えさせることでした。

パジャマのエピソードなどはとても印象に残っていますね。
レバインさんの娘さん、オリビアさんは恐竜のパジャマがお気に入りでその姿のまま外に行きたがっている時期があったそうです。

パジャマですから、親としては当然そのまま外に出てほしくはない。
レバインさんは叱ろうとはしませんでしたが
娘の気持ちをどうすれば変えられるか何度も考えたそうです。

しかしある時考えが変わります。

恐竜のパジャマを着て出かける事は彼女の意思。
彼女自身が下した判断。

私が反対すると彼女は私の意思は簡単に無視されてしまうんだと思うかもしれない。

また「パジャマを外出時に着てははいけない」と説明していたのですが
その言葉には何のロジックもないと気づいたそうです。

「外は寒いから薄いパジャマだと風邪を引いてしまう」という説明であれば筋は通っていたでしょう。
結局レバインさんはオリビアさんの意思を尊重することにしたのです。

子供たちの日常の判断や選択を尊重し、それを行動に移す事は自信となり、自分の意見は尊重されるという自己肯定につながります。
そのため意味のない反論はしないように意識しているそうです。

自己肯定感を育てる方法として、子どもを否定してはいけない、というのはよく言われますね。
でもこのエピソードの要点としては、大人側もきちんと理屈を説明できれば反論はしても良いということ。
そして自分が子どもに「そうしてほしい」と思う事があるなら、その理由をしっかりと論理的に考えなければいけないということです。

子ども相手だから、とにかく言うことを聞きなさい、とか、子供の言うことだからとりあえず好きにさせてあげよう、ということではないのです。

きちんと子どもに考えさせる。そのためには親自信も物事について、本質的にしっかりと考えなければならない。
これが「レバイン・メソッド」の本質なのかなと思いました。

私はレバインさんのYoutubeチャンネルをご存じなかったのですが、ぜひ見てみたいと思いました。
私と同様に気になった方や、元々このYoutubeチャンネルを見たことがある方にもおすすめかと思います。

是非一度、お手にとって見てはいかがでしょうか?

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