テンポの良いギャグで笑いながら読めるエッセイ漫画!
お役立ち情報や、夫とのすれ違いなど勉強になる話題も満載です!
出産や育児のためにたくさん勉強してても
思ったとおりに行かないことはたくさんあるんだろうね
人によって状況は変わっちゃうし
どんなに準備しても想定外のことは有るわよね
特に最近はコロナ禍だったりして
普通とは全然出産になっちゃったりしたんだろうね
実際すごく大変だったみたいよ
この人の漫画を見るとよく分かるわ
本日レビューする育児本は「令和妊婦、孤高のさけび! 頼りになるのはスマホだけ?!」です。
本書の著者は真船佳奈さん。
とてもテンポの良いギャグで話が進むギャグ漫画育児エッセイです。
真船さんはコロナ禍での出産を経験しており、当時の誰にも頼れない不安を抱えた出産体験を漫画にしています。
本人は出産に際してかなりの準備をしていたのですが、それでもなかなかうまく行かない、聞いていた話と違う!という体験が次々と起こります。
そんな状況を面白おかしく伝えてくれており、とても楽しく出産に関する現実を学ぶことができる漫画です。
ちなみに本書の目次はこんな感じです。
プロローグ 始まりの始まり
第1章 メンタルがたがた太りすぎたよ―妊婦編(妊娠ってそんなに簡単じゃない;えくぼもあばた ほか)
第2章 立ち合いも面会もなしだよ―出産編(出産前夜;無痛分べんとは ほか)
第3章 孤独と葛藤、誰か教えて―育児編(産後ケア施設に行きました!;最強のバディとの育児 ほか)
エピローグ 外に出てみれば
妊娠期間中のつわりの大変さ、太ってしまった話、実際の出産の壮絶さ。
どれも当事者ならなかなか笑えない状況ではあるのですが、どれもセンスの光るギャグを交えて語られています。
実際に準備しておいた役に立ったベビーグッズやいらなかったベビーグッズなどの情報が乗っているのもとてもありがたいですね。
また、真船さんは出産前後で母乳やミルクに対する意識がだいぶ変わってしまったり、育児に対する意識がかなり高くなってしまったりしました。
そんなこんなで旦那さんとのすれ違いが生まれてしまい、トラブルが起こったりする様が語られています。
こういう赤裸々な心境は文字だけよりも漫画の方がわかりやすいですね。
お父さんが読むと、お母さんはこんな事を考えているんだ、こんな悩みがあるんだと言うのがよく分かると思います。
また、お母さんが分からみたら自分の行動がどう見えるのか、というのも気をつけたくなりますね。
真船さんの旦那さんも自分なりには頑張って育児に参加していたのだと思いますが、その気持ちと、実際にパートナーがどう感じるかは全く別物。
きちんと向き合って、話し合い、お互いへの理解を深め、寄り添いながら育児に取り込んでいくことが大切なんだと教えてくれる一冊でもあります。
気軽に読めるうえにとても学びがある1冊となっていますので、ぜひお手にとって見てはいかがでしょうか?
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