【育児本レビュー#66】「赤ちゃんの「しぐさ」で気持ちが分かる本」を読みました。

赤ちゃんの仕草がまとめられた育児書
赤ちゃんとのコミュニケーションを円滑にしたい方必見!

赤ちゃんって当然だけど喋れないよね
気持ちを理解するのは大変だろうな

そうね
言葉で伝えられたらいいのにって全国の親が思ってるでしょうね

仕草から少しでも読み取ってあげるしかないよね
大変だけど

そんなときに役に立つのがこの本ね
専門的な見解からいろんな仕草から読み取れることが
沢山書かれてるわよ

本日レビューする育児本は「赤ちゃんの「しぐさ」で気持ちが分かる本」です。
本書の著者は小西行郎さん。

小西さんは同志社大学赤ちゃん学研究センターの教授です。
日本赤ちゃん学会理事長で脳科学、発達行動学の立場から赤ちゃんの仕草や行動を研究しています。

そんな小西さんが赤ちゃんのしぐさにどんな意味があるのかまとめたのが本書です。

本書の目次は以下の通り。

●scene1 見つめて楽しい! 赤ちゃんの動作 
●scene2 毎日変化する! 赤ちゃんの声・表情・視線 
●scene3 思わずつつきたくなる! 赤ちゃんの反射・反応 
●scene4 はじめてのコミュニケーション 赤ちゃんとの遊び方

赤ちゃんは言葉が話せませんのでしぐさから現在の状況を読み取るのはとても大事なこと。
何となく分かる行動から、全く不思議な行動まで。
様々な行動パターンが解説されています。

まず、1ページに1しぐさが可愛いイラスト付きで解説されており、とてもわかり易いです。
手足をバタバタさせているのはなぜなのか、口をパクパクさせたり、げんこつをしゃぶったり。
なるほど、と思うだけの豆知識的な行動や、そんなサインだったんだ、と思うような行動も。

例えば、赤ちゃんは生まれたばかりではお母さんに触れるときは手の甲で触れるそうです。
これはなぜかというと、手のひらの方になにか触れると「把握反射」といって手をギュッと握ってしまう反射行動があるからなんです。
指なんかを触らせると握ってきますね。これです。
なので、手のひらの方で触ろうとしても触れずに握ってしまうんですね。
そのため手の甲で触ってきます。
リラックスしてくると手が開いてくるので、その状況で居間時どんな状態なのかも把握できますよ。

動作や視線、反射、そしてコミュニケーションの方法まで系統立ててまとめられているのでとても助かります。

コミュニケーションの方法をまとめた部分では、赤ちゃんとの遊び方が色々紹介されていましたので、実際に試してみるのが楽しそうです。
そのコミュニケーションに関しても脳科学、発達行動学の観点から赤ちゃんの成長を促すような遊びばかりでしたので、すごく参考になりますね。

例えば、親の膝の上に載せてウサギさんごっこをする遊びは、膝の曲げ伸ばし運動をする遊びですが、これは「ホッピング反応」といって赤ちゃんが大好きな動きなんだそうです。
この動きで体のバランスを取る運動神経を発達させられるので、自分は是非試してみたくなりました。

赤ちゃんとのコミュニケーションをより円滑にするのに最適な良書です。
是非一度、お手にとって見てはいかがでしょうか?

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