ひろゆきさんならではの視点からの子育て論!
意外と世間と一致するような意見から、独特な意見まで!
ひろゆきさんって結構話題だよね
TVやニュースとかでもよく見るし
社会問題とかに意見を言ってて何かと話題に事欠かない人よね
あの人が子育てしたらどうなるんだろうね
天才になるのかな?そういう育て方が書いてある本なのかな?
どうかしら?
でも、そんな話があるんだって参考になる話は多かったわよ
本日レビューする育児本は「僕が親ならこう育てるね」です。
「僕が親ならこう育てるね」は2ちゃんねる創設者のひろゆきさんが子育てに対しての意見を述べる子育ての参考書です。
本人をご存じの方なら分かる通り、世間で正しいとされている常識などに対して、結構厳しめの意見を述べるような内容が多めになっています。
とはいえ、ただただ世間に対するご意見番のような話だけではなく、実際に子育てに対して実用的だな、と思うような内容も多く、勉強になるような情報もたくさんありました。
ひろゆきさんは北区赤羽出身で、世間的な評判では治安が悪い地域で育ったそう。
そのためか、常識的に考えてもNGな手段にあまり抵抗がない感じがします。
でも常識を優先して人の人生にダメージを与えたり、自分の人生に絶望感を感じたりすることもありますよね。
そういう場合にはひろゆきさんのような考え方に救われるケースもあるのかなと思うことがあります。
さて、この本の章立てはい以下のとおりです。
第1章 頑張りすぎない親になる
第2章 子どもの正しい勉強の向き合い方
第3章 子どもとお金とインターネット
第4章 日本のバカな学校&子育て環境
特徴的な内容だな、と思ったのはPTAとかいじめに関する内容ですね。
この話題はちょっと子育てとは話がズレているかもしれないんですが、なかなか見ない意見でした。
PTAが子育ての負担になっている原状について語っているところから始まっていて、いじめにも繋がっているという話はなかなかショッキングです。
さらに、いじめに関しては集団生活の中では必ず発生するもので、無くすことはできません、と語られています。
こう言われるとちょっと反発的になってしまいますよね。
でも実際、いじめをなくそう、と昔からずっと言われていてなくせていない現実を見ると、かなり難しいのも事実なのでしょう。
子どもの手本となる大人の集まりでもいじめは発生しますしね。
とはいえ、ひろゆきさんの意見では「だからいじめを受け入れましょう」という話でもないんです。
じゃあどうするかというと。
人を排除することのコストを高くしていじめをする気にさせないと言うもの。
こいつを排除しようとするのは損だと思わせるようにするということです。
ただ子供の場合、コミュニティー全体の損益、自分が受けるデメリットを論理的に理解するのがまだ難しい。
そこで物理的に肉体を強くすることで排除コストを上げる。
これがひろゆきさんの意見でした。
結局自分が強くなるしかないんですか!と突っ込んでしまいましたが
根本の考え方として「排除のコストを上げる」をいうのは面白いですね。
性善説での根絶が難しいのであれば
いじめをすると損だ、リスクに見合わない、という状況を作って自然にやる気を削いでいく。
そういう観点は、いろんなことにも応用がききそうです。
こんな感じの意見もあれば、事実やひろゆきさん自身の幼少の体験の基づいた意見もあり、読み物として面白かったです。
無茶苦茶な内容ではなく、勉強のさせ方やお金の使い方の学ばせかた、インターネットの触れさせ方などは実際に使えそうで参考になる内容でした。
一風変わった視点からの子育て論を見てみたいという方は一度お手にとって見てはいかがでしょうか?
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