子供の幸せな時間は親の愛情次第!
笑顔を大切にしてかけがえのない時間にしましょう!
いい思い出になるような子育てがしたいけどなかなか難しいよね
旅行とかに連れて行ってあげたいけど、忙しくて…
でも、色んな人にアンケートを取ってみると
子供の頃の楽しかった思い出って、旅行とかじゃなくて
何気ない日常を思い出す人が多いらしいわよ
そうなんだ?
じゃあ、大事なことはりょこうとかそういうのじゃないのかな
自分の子供が大人になって思い出したときに
幸せだったって言ってもらえる子育てがしたいわね
本日レビューする育児本は「読むだけで、子育てがうんと楽しくなる本」です。
著者の原坂一郎さんは、こどもコンサルタントとして活動しています。
23年間にわたって公立保育所に勤務した経験を元に、笑いと笑顔をキーワードに、子どもや子育てに関する講演、研修、執筆、トークショーなどを全国で行っています。
以前、このブログでもレビューした「子どもの本当の気持ちが見えるようになる本」の著者でもありますね。
「子どもの本当の気持ちが見えるようになる本」も親御さんの気持ちが楽になるような内容でした。
こちらの本もとても優しい内容で、読んでいると自分も子どもももっと幸せになれるような、そんな気持ちになれる内容でした。
さて、この本の章立ては以下のとおりです。
1 子どもにうんと笑顔が増える!章
2 子どもとの関り方がうまくなる!章
3 子どもの気持ちが見えるようになる!章
4 楽しくしつけができるようになる!章
5 ホンワカと幸せな気持ちになれる!章
この章立てを見るだけで、なんだか優しい気持ちになれそうです。
さて、この本では原坂さんが「笑顔の法則30」と称して、30個の「子育てで笑顔になれる方法」を語っています。
個人的に面白いと思ったのは「1ほめて1叱る」という方法。
1回叱るには、1回ほめなければいけない、というルールを作るんです。
叱ってはいけない、というのはよく聞きますけど、こういう交換条件は面白いですね。
叱ってはいけない、と頭では分かってはいても、どうしても叱らなければいけない場面もあります。それが子育て。
そんな時に「叱ってはいけない」というルールだけでは、親のストレスが爆発してしまいますね。
そこでこのようなルールづけをします。
親は子どもが何かするたびに、叱らなければならない場面が出てくることが分かっているわけですね。
叱らなければいけない場面が予測できているなら、その前に、たくさん褒めてあげれば叱ってもいいポイントが稼げるんです。
なんだか不健全に感じますかね?
でも、これくらい意識的に褒めてあげるっていうのは大事な感じがします。
それくらい褒めるのは大事ですし、このルールなら、親のストレスも緩和できそうで、面白い方法だなと感じました。
たぶん、これを意識して接していたら、褒められる回数のほうが断然多くなりそうですしね。
また、原坂さんが親御さんに取ったアンケート結果の話が興味深かったですね。
その内容は「とにかく親が作ってくれた思い出の中で今も覚えているものは何か」というもの。
書かれたものを見てみると、
保育所の帰り母と仲良くいつも手をつないで家に帰ったこと。
親父の配達の車に乗っけてもらい、ジュースやお菓子をもらったのが楽しかった。
母がいつも枕元で本を読んでくれたことが忘れられない。
遊園地などで、よく父が肩車をしてくれたこと。
家族旅行や楽しい経験ができたはずのレジャーや映画などの思い出を書いた人はほとんどおらず
会場のほぼ全員が親との何気ない日常の一コマを忘れられない思い出として書いていたそうです。
子供の頃、親がどう接してくれたかはとにかく忘れられないものです。
それはいいことも悪いことも、どっちも影響があるもので。
自分の子供がおとなになって思い出したとき、愛情を持って育ててもらえたな、と思えるのなら、それは一生の財産になるものです。
笑顔になる方法を教えてもらえることも良かったですが
とにかく愛情の大切さ、尊さを再度確認できるような本でした。
是非一度、お手にとって見てはいかがでしょうか?
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