とにかくインプットが大切!
幼少期に英検准2級の英語力が身につく超効率勉強法!
子育ての悩みの一つが英語だよね
そうね。親がスラスラ喋れるなら簡単だけど
日本語しか喋れないと難しいわね
これからはやっぱり英語くらいはできないと…!と思うと焦っちゃうね
学校の教育だけじゃ不安だものね
この本を読んで、家ではどう英語を教えたらいいのか勉強してみましょ
本日レビューする育児本は「10万組の親子が学んだ 子供の英語「超効率」勉強法」です。
タイトルから分かる通り、子供の英語教育に関する指南書です。
この本の著者は船津洋さん。児童英語研究所の代表教材「パルキッズ」など、幼児向け英語教材を多数開発しており、幼児や小学生の英語教育に30年以上携わってきた英語教育のエキスパートです。
日本人にとって英語は一つの大きな壁であり、英語を身につけられるかどうかで将来の選択肢も大きく変わってしまいます。
デジタル機器による翻訳技術も日々進化していますが、やはり自身が英語を聞いたり、喋ったりできるかどうかは大変重要です。
私達親世代も英語の重要性を認識しつつ教育を受けてきたわけですが、現代の英語教育ではほとんどの人が実用性を持った英語を身につけられていません。
そんな実態から、幼少期の頃から効率的な英語教育をすることが英語を身につけるには重要であるとこの本では説かれています。
特に幼少期の言語学習能力は高いので、この時期に効率的な学習を行えば、幼い頃から英検准2級程度の英語力は身につくそうです。
では、その学習方法とはどのようなものでしょうか?
まずはこの本の章立てを見てみたいと主負います。
第1章 英語教育を早く始めることで手に入るメリットとは
第2章 子どもの英語「超効率」勉強法・基本編
第3章 子どもの英語力の目安になる「英検のレベル感」とは
第4章 幼児期から始める英語「超効率」勉強法
第5章 小学校低学年から始める英語「超効率」勉強法
第6章 小学校中学年以上から始める英語「超効率」勉強法
この本では3章までで「なぜ現代の英語学習では英語が身につかないのか?」
そして「英語力の目安」について語られています。
4章から具体的な英語学習方法について触れられており、大体の読者が特に知りたいのはこの章からの話でしょう。
この本では「英語学習で重要なのは直説法」だと言われています。
直接法とは、日本語と結び付けない英語学習のこと。
この本で述べられていた興味深かった話を少しご紹介します。
英語ができる日本人の生徒が「busyの意味を答えなさい」と問われたとき
「busyの意味はわかるが日本語ではどういうのかわからない」と答えたそうです。
その後、どのように使うのか問われたところ
「お母さんはいつもbusy。洗濯や掃除でいつもbusyです」と答え、そこでやっと日本語では「忙しい」という単語の状態と同様だと気づいたそうです。
そう。つまり、英語と日本語を1対1で組み合わせない状態。
英語は英語、日本語は日本語。それぞれの言語で独立した言語回路を持っている。
この状態をめざして英語学習をすることが重要なのです。
そのために、幼少期から注意深く英語学習をすることが重要です。
特に英語の意味を日本語で教えるのはご法度。
英単語が何を指すのかは、フラッシュカードなどを用いて教えます。
また、この本で語られていたもう一つ重要な点は、英語を聞き取ることができる能力を最初に身につけること。
そのためにとにかくインプットを行うことが重要なんだそうです。
赤ちゃんの頃はBGMのように英語を聞かせ、日本語には存在しない英語の発音をしっかりと身に着けさせること。
聞き取りがとにかく重要なので、単語や英文法を覚えさせるのは二の次です。
この勉強方法をベースに幼少期から小中学生までの、段階的な学習方法が語られています。
その内容は具体的でわかりやすかったですし、実践的でもありました。
Youtubeなどを用いたり、自分で教材を作ったりして実践してもいいですが、著者が開発した「パルキッズ」という英語教材も販売されていますので、そちらを活用するのも良いかと思います。
英語教育の重要性を認識しながら、どうすればいいのか迷っている方。
一つの指針になるかと思いますので、ぜひ一度目を通してみてはいかがでしょうか。
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