天才と呼ばれる松丸四兄弟を産んだのはどんな家庭だったのか?
それぞれの才能を開花させた松丸家の環境とは!
メンタリストDaiGoさんって凄い成功してる人だよね
兄弟がいるらしいけど、みんな優秀だったりするのかな?
それぞれ別の分野で活躍されてるみたいよ
みんなそれぞれの持ち味を活かしているのね
そうなんだ!
やっぱり教育が良かったのかな?
4人も優秀な人が生まれた家なら気になるわよね?
この本を読めば、どんな家庭だったのか分かるわよ
本日レビューする育児本は「松丸家の育て方」です。
この本はメンタリストDaiGoをはじめとする天才4兄弟の父である松丸悟さん、そしてその息子4人が、子育てや教育、家族について語ったノンフィクションのエッセイ集です。
松丸家の4人兄弟はそれぞれ社会で飛び抜けた活躍をしています。
その4人兄弟を育てた家庭はどのようなものだったのか。
気になる方は多いのではないでしょうか?
この本ではそんな情報が赤裸々に語られています。
キーワードは「自分の頭で考える」。
同調圧力の強い現代日本において、自分の頭で考えることの大切さを感じることのできる内容でした。
本書の目次は以下のとおりです。
目次
1 長男 大吾
2 次男 彗吾
3 三男 怜吾
4 四男 亮吾
家族団欒
さて。これだけ並べられても名前しかわかりませんね。
そもそもDaiGoさん以外は知らない…なんて人も私の世代だといるかも知れません。というか私がそうでした。
まず、長男の大吾さんはメンタリストDaiGoとして一斉を風靡した有名人ですね。
幼少期には虐めを経験しておりつらい過去がありますが、現在では完全にはねのけるような活躍をされていますね。
次男の彗吾さんはプログラマーとして活躍されているようで、月収はなんと8億を超えたそう。
一時期はかなり落ち込んだ人生を送っていたそうですが、飛び抜けた才能があったわけですね。
三男の怜吾さんは調香師をされているそうです。
聞き慣れない職業かもしれません。要は香りを作る職業です。
単純に受け取ると香水とかを作るお仕事に聞こえますが、食品の開発などにも必要な職業でありとても需要が高い仕事です。
また、プライベートではリフの惑星というロックバンドでドラムを担当しており、アーティスティックな才能を活かした人生を送っているようです。
そして末っ子の亮吾さんはクイズバラエティー番組で活躍されている「謎解きクリエイター」です。
東大出身であり優秀で柔軟な頭脳の持ち主。
その才能をいかんなく発揮されています。
この本では特別な教育法はなかったように感じます。
とにかくそれぞれ順風満帆、という人生ではなく、何かしらの大きな苦悩を抱えていました。
ですが、それぞれの兄弟が自分の持ち味を見出すよう、お互いに影響し、時には反発、支え合ったりしながら今の状態に至っているのです。
また、家族の中で大きな存在だった母の死が大きな転機になっていました。
人生について考え直したり、大きく人生を動かす転換点になっていたり。
実は私も兄弟が多く、母親をがんで失っており、そこからそれぞれの兄弟の人生が大きく動いているので、なんだか近い境遇だな、と感じながら読んでいました。
後は特徴的だったのはリビングの壁に貼られている紙。
そこには次のような文章が書かれているそうです。
ハ=励ます
ヒ=引き出す
フ=奮発させる
ヘ=へこたれない
ホ=褒める
これが松丸家の子育てに関する方針だそうです。
常にこれを意識することが重要だったのかもしれません。
ちなみにこれだけ優秀な人達を生み出す過程でありながら「勉強しろ!」は禁句だったそうです。
内容は育児本というよりはドキュメンタリーになっているので、直接的に参考になる話は少ないかもしれません。
ただ、自分の子供にいろんな挫折や苦悩があっても諦めてはいけないこと。
子供の才能をうまく伸ばす方針などは汲み取れるような本だったかな、と思いました。
あの有名人がどのように育ったのか、興味が湧いた方は一度お手にとって見てはいかがでしょうか?
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