【育児本レビュー#49】記憶法を使いこなして効率的な勉強を!「「記憶」を科学的に分析してわかった小学生の子の成績に最短で直結する勉強法」を読みました。

記憶力を使う勉強法は単純じゃない!
複数の記憶方法を使いこなすのが大事!

自分は記憶力がなくて困ってるんだよね
何度も書いたりしても覚えられないことがいっぱいで…

勉強に記憶力は大切よね
実は記憶する物によって効果的な方法が違うらしいわ

そうなの!?
書き取りが一番身につくと思ってた!

じゃあ効率的な記憶方法を覚えたら得意になるかもね?
うまくいったら子どもが勉強するときにも助かるわ

本日レビューする育児本は「「記憶」を科学的に分析してわかった小学生の子の成績に最短で直結する勉強法」です。
本書の著者は菊池洋匡さん。

菊池さんは中学受験専門塾伸学会の代表を務めています。
算数オリンピック銀メダリスト。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。
10年間の塾講師歴を経て2014年に伸学会自由が丘校を開校し、現在は目黒校、中野校、伸学会Primaryと4校舎を運営。
中学受験の第一志望校合格者は4人に1人と言われる中、毎年40%以上の子どもたちを第一志望校に合格させている実績有りの教育のベテランです。

そんな菊池さんがこの本で伝えてくれるのは記憶力の育て方。
私はとにかく記憶力がなく、学生時代の勉強では記憶力にかなり悩まされてきました。

子供には同じ思いはさせたくないので、できるだけ効率よく記憶力が育成できるなら興味があります!

ではこの本の章立てを見てみましょう。

第1章 勉強する前に知っておくべき「記憶」のメカニズム
第2章 脳のつくりに合わせて効率的に学習させよう!
第3章 ムダなく成績アップにつながる科目別勉強のコツ
第4章 子どもの「勉強…めんどくさい」を乗り越えるために親がしてあげられること

まずこの本を読んで参考になったなと思ったのは書き取りで覚えることに効果があるものとないものが有るという話。
私はずっと英語が苦手で、長いこといろんな学習方法を試してきました。
また、数年前は簿記を勉強しており、その際も色々な学習方法を試しています。

その際に必ず試していたことの一つが書き取り。

iPad proを持っていたのでデジタルの書き取りがし易い環境にあったこともあり、記憶力が試される事柄に関してはかなりの時間を書き取り記憶に割いていました。

しかしこの本では書き取りに向いている分野と、書き取りに向いていない分野がある、という分け方が提示されています。

これは個人的には良い学びでしたね。
書き取り自体にある程度の手応えは感じていましたし、他の勉強方法と併用して色々行っていたのです。
しかし勉強する内容によって使い分けるという発想がなかったので、記憶するときには手を動かせば記憶しやすいんだ!という考え一辺倒で行ってきました。

しかしそうではなく、書き取りでは効果が薄い分野が有る、というのは新しい発見です。
これからはこの分野の記憶に書き取りが効果的なのかどうか判断してから記憶法を選別していきたいですね。

体を動かしたり、絵や図を用いたり、関連性を持たせて記憶すると定着しやすいとか、予習復習で記憶が定着しやすいとか、そういう基本的で効果的な記憶術を知っていてもなお学びのある内容が多かった本でした。

記憶力が低くて悩まれている方、子どもに効率的な勉強をさせたい方にはぜひおすすめの1冊です。

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