【【育児本レビュー#51】「自分で決められる人になる! 超訳こども「アドラーの言葉」」を読みました。

アドラー心理学を子供用に説明してくれる良書
大人でも勉強になります!

アドラー心理学、本をいくつか読んでもたけど
なかなか身についてない気がする…

そうね
正しい思考だとは思うけど実践するほど身につけるのは難しいわね

子供にも教えたい考え方だけど
自分ができてないのに教えられる気がしないな

いっぺんに全部覚えようとしないでできるとこからでいいんじゃない?
この本とかはすごく簡単にまとまってるし大人にもお勧めよ

本日レビューすする育児本は「自分で決められる人になる! 超訳こども「アドラーの言葉」」です。
本書の著者は齋藤孝さん。

齋藤孝さんは東大法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て教育学を研究しており『声に出して読みたい日本語』(2001年)をはじめ、身体論に基づく新しい教育スタイルを提言する教育のスペシャリストです。

この本は齋藤孝さんがアドラー心理学の内容をベースとした人生のアドバイスを子供向けにわかりやすく説いている本です。

アドラー心理学といえばベストセラーの「嫌われる勇気」が有名で、育児に用いた本では以前に「子供をのばすアドラーの言葉 子育ての勇気」をレビューしました。

さて、この本の章立てを見てみましょう。

第1章 勇気をもってチャレンジする人になる
第2章 「なりたい自分」へ努力をする人になる
第3章 自分で決めることができる人になる
第4章 みんなと力を合わせられる人になる
第5章 前を見て進んでいく人になる

この本の特徴は、親向け、育児指南向けに書かれた本ではないということ。
子供向けにアドラー心理学を用いて、生き方のアドバイスをしているので、優しく語りかけるような文章で書かれています。

それでいてしっかりとアドラー心理学に要点は掴んだ内容になっており、自他の境界線、自分自身の自己肯定感を保つ考え方。社会で協力して生きていくことの大切さなど、人生を生き抜くために必要なことが伝えられる内容となっています。

分量もかなりスッキリとまとまっており、他の書籍と比較するとすぐに読み終えることができるでしょう。

そのような本なので、もし「巷にあるアドラー心理学に関する本は難しくて自分には合わなかった」とか「時間がなくてアドラー心理学を学ぶ機会が作れない」なんていう人にとってはぴったりな本だと思います。
つまり大人が読んでも役に立つのですね。

子供にこのまま読ませてもいいですし、とてもまとまってわかりやすいので、この内容を大人が読み込んで伝えるのもハードルが低くていいですね。

アドラー心理学は人生の指針になるような考え方ですので、何度も何度も読み込んで無意識に浸透させておきたいもの。
そんな用途にも使えるな、と思います。

アドラー心理学に興味がある方。アドラー心理学を子供に学ばせたい方はぜひ本書を1冊お手元においておくことをおすすめいたします。

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