【育児本レビュー#56】「10歳のミッション キミを一生ささえる31の行動」を読みました。

子供に向けた将来役に立つ考え方!
おとなも使える実用書!

子供が将来ちゃんとした考え方ができるように育ててあげたいけど
何から教えたら良いんだろうね

ざっくりとした悩みね…
でもある程度教えるべきことがまとまってると助かるわよね

あれもこれもって感じじゃなくて
いい感じにまとまってる本がほしいな

そんな欲張りさんにはこういう本が良いかもしれないわね
子供向けだから読ませるだけでいいわよ

本日レビューすする育児本は「10歳のミッション キミを一生ささえる31の行動」です。
本書の著者は齋藤孝さん。

齋藤さんは、明治大学文学部教授であり日本の教育界の第一人者です。
そんな齋藤さんが10歳の子供へ向けて将来のために役に立つ考え方を身につける行動を「ミッション」として31個取り上げているのが本書です。

この本の目次は以下の通り。

・友だち・家族のミッション
・生活のミッション
・まなびのミッション
・あそびのミッション
・心のミッション

この本では合計31のミッションが挙げられています。
それらのミッションを5つの分類に分けて紹介しているわけですね。

本書のミッションは子供向けなので、子供に向けて語りかけるような口調になっています。
感じにふりがなもついており、子供が読めないことはないでしょう。
また当然のことながら難易度の高いミッションが挙げられているわけではありません。
相手の話を全身で聞け!、とか、指さし確認で忘れ物をなくせ!、とか、“なりきりパワー”でやる気を出せ!とか。

ただ、これをちゃんと理解できるかどうかは10歳の子供ではちょっと差が出そうだな、という内容もありました。
なので、このまま読ませるよりは、親が内容を覚えて、自分のお子さん用にアレンジして伝えるほうがいいかもしれません。

ちなみの本書、なぜ10歳向けなのかというと、小学校高学年は、自分のことを客観的にとらえ始める時期といわれているからです。
自己肯定感を持ち始める一方、自分と他者を比較し、悩み始める時期でもあり、この年齢で社会的な常識を身に着けたりできるような行動を起こすのが重要とのこと。

これを読んだ方は「10歳になる前に身に着けさせたい」と思うようなことも多いかもしれません。
ただ、私が読んだ本の中には「子供のうちはどうしても理解できない、身に付けられないというものもある」という時期があると書かれているものもありました。

もちろん、成長が早い子もいるので比較してしまうと「もうそろそろ理解できるはずでは…?」みたいな考えになってしまう場面もあるかもしれません。

この本でも10歳とは書いてありますが、10歳だからこれくらいはできないと!という感じではなく、目安だと思って個人差があることは念頭に置いたほうがいいですね。
もしできていないことがあっても、焦る必要はないと思いますから。

また、ここに書かれているミッションは、大人が実行しても人生が上向きになると思います。
よくまとまっており、わかりやすい本でしたので、興味が湧いた方は一度お手にとって見てはいかがでしょうか?

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