【育児本レビュー#69】「パパの育児休業~働き方改革!父が笑えば社会が変わる~」を読みました。

企業が男性育休を取得するメリットを解説!
従業員にも読んでほしい男性が育休を取ることの意味とは

育休って会社にとってはなかなか影響が大きいよね
長期間従業員に休まれちゃうと仕事も進まないし…

たしかにね
でも、従業員が長期的に働けない状況は育児だけじゃないわ
介護や病気なんかもそうね

確かに
そういう場合でも仕事はできないね

育休が取れるような企業なら
そういう場合でも対処しやすいわよね
この本はそんな育休の仕組みが企業にとってどんなメリットが有るのか
教えてくれるわ

本日レビューする育児本は「パパの育児休業~働き方改革!父が笑えば社会が変わる~」です。
本書の著者は徳倉康之さん。

徳倉さんは内閣府子ども子育て会議委員、内閣府男女共同参画連携推進会議有識者議員、高松市特定事業主行動計画アドバイザー等を務めています。

そんな徳倉さんが男性の育児休業について書いたのがこの本です。

この本は育休を取りたい人、というよりも経営者に対して男性社員が育休を取れるような会社にするよう促すような内容になっています。

ではこの本の目次です。

まえがき
1章:なぜ、男性の育児休業を推奨するのか
2章:育休取得を進めるための具体例
3章:「勤務時間」ではなく「能力」評価のススメ
4章:国内、そして海外のワーク・ライフ・バランス事例
5章:育休取得の推奨で、職場が変わる。社会が変わる
あとがき

この目次からでも経営者に向けて書かれた内容であることがわかるでしょう。
男性の育児休業を推奨し、企業が男性育休を推進するとどのようなメリットがあるか、そして具体例から実際にどのように育児休業を取り入れていけば良いのかを説明しています。

個人的になるほど、と思った内容は「育休は、やがて来る長期休業の避難訓練のようなもの」という話。
どんな従業員でも突然長期的に職場から離れなければならない事情が発生する場合があります。

例えばですけど、急に親が倒れて介護が必要になったり、本人が予期せず病気になったりして休業しなければならない時。
そんなときでも他の従業員への負担ができるだけ少なくなるような仕組みづくり。
また、休業した従業員が問題なく復帰できるような仕組みづくりをしていく。

このような職場を作るのはなかなか難しいですが、もししっかりと作ることができれば従業員にとって大変心強いでしょう。

もし管理職や優秀な社員がこのような状況になってしまった場合、退職に追い込まれれば大きな痛手です。
ですが、一時的な離脱ですむようであればそのような社員を手放さずにすみます。

育児休業を取る従業員は比較的若く、まだ重要な役職についていない社員が多いでしょう。
このような従業員であれば一時的な離脱に関しても比較的会社への影響が少なく済みます。

なので長期休業の避難訓練としてぴったりなわけですね。

この本を従業員の方が読むメリットも有るでしょう。
先日紹介した本にもあった通り、男性が育児休業を取るのは大変です。

なので育児休業を取るには経営側を説得しなければならないパターンも多いかと思います。
その際に経営側へのメリットを覚えておくことで、説得がスムーズに住む場合もあるかと思います。

経営者に対してだけではなく、従業員にとっても参考になる本でした。
ぜひ、一度読んで見てはいかがでしょうか。

パパの育児休業 ~働き方改革! 父が笑えば社会が変わる~
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