【育児本レビュー#73】「職場の出産・育児関係手続きガイドブック:令和の常識」を読みました。

育休・産休などに関する労働法のガイドブック
事前に勉強しておくことで会社との話し合いをスムーズに進めましょう

育休、産休って必要だけど
この長さの長期休暇ってどう取得すれば良いのかわからないよね

そうねぇ
会社に迷惑がかかると思うと尻込みしちゃう人もいるわよね

そうそう
でもどういうルールになってるのかちゃんと確認しておけば
会社との相談もスムーズに済むのかな

マタハラの話もあるし自己防衛にもなるわよね
会社からの説明を待つんじゃなくて
自分でもしっかり調べておきましょ

本日レビューする育児本は「職場の出産・育児関係手続きガイドブック:令和の常識」です。
本書の著者は川口正倫さん。

川口さんはファーマライズホールディング株式会社で会社法法務を行っていたり、現在は社会保険労務士法人ベスト・パートナーズで勤務特定社会保険労務士として幅広く業務を行っています。

そんな会社の労務関連の法律のスペシャリストである川口さんが育休・産休に関する法律、手続きをまとめたのが本書です。

この本の目次は以下の通り。

はじめに
1.妊娠・出産における労働法の概要
2.育児に関する諸制度の概要
3.妊娠・出産・育児に関する給付制度
4.社会保険料の免除等
5.不利益な取扱いの禁止
6.今後の改正の見込み
おわりに

本書は育休に関する法律や手続きを詳しく解説している実用書です。
実用書ですので内容は淡々としていますが、その分必要な知識をスッキリと確認できる作りになっています。

私も最近、会社と育休について面談しましたが、やはり事前に勉強しているのとしていないのとでは話の進み具合が全く違いました。
また、私は男性ですのでパパ育休の条件で育休を取得することになります。

このパパ育休、どのように取得するのか労働者側で選べるわけです。
具体的に言うと産後から8週間の間に合計4週間の育休が取れるわけですが、例えば前半に2週間、後半に2週間と分割して取れたりします。
もちろん4週間連続でまとめて取得もできます。

そしてその意休期間においては従業員が同意する範囲で業務を行うこともできます。

その選択肢を会社との面談で初めて知った場合はやはりその場でそのメリット・デメリットを取捨選択する事ができません。
一旦持ち帰り、夫婦で話し合い、どのようにするか決めるわけです。

私の場合は面談が出産の2ヶ月前にやっと始まりました。
この時期になってくるといよいよ妊娠期間も架橋に入り始めており手続きのことも考え始めなければいけませんし、妻の体調も徐々に不安定になり始めてきています。

私は事前に育休に関して勉強をしていましたし、事前に妻とどのように取得してほしいかを話し合っていましたので、育休に関する話が比較的スムーズに進みました。
もし事前に勉強していなければ、後悔するような選択をしていたかもしれません。

このような育児書は文字が多く、ちょっと眠気を誘う作りになってしまっていますが、それでもその知識を持っているか持っていないかで物事がスムーズに進み、会社や家族の負担が軽減されると思うとやはりメリットは多いなと思います。

まだまだ男性は世間的に育休を取得しがたいですし、男性自身も育休については知識がありませんので、まずは男性にぜひ読んでほしいなと思います。
また、女性は比較的会社のほうが協力的に進めてくれるところが普通だとは思うのですが、とはいえパワーハラスメントやマタハラに当たるような行為をする会社もあるかと思いますので、自己防衛のためにこのような本は一度目を通しておくとよいかと思います。

以上、本書のレビューでした。

職場の出産・育児関係手続きガイドブック:令和の常識
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