【育児本レビュー#87】「パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話」を読みました。

とてもコミカルで楽しい男性目線の育児コミックエッセイ
楽しいだけじゃなく、とても参考になります。ととくんの可愛さとパパ頭さんの愛と情熱にも癒やされる…!

育児って男性目線と女性目線だと全然感じが違うよね

性別的に感じ方も違うのかもしれないけど
そもそもやれることや身体の状態もぜんぜん違うしね

それぞれの目線での書籍を見てると面白いよね
このパパ頭さんは自身のキャラクターも相まって
とても面白いコミックエッセイになってたな

ととちゃんの可愛さもすごかったわ
育児の大変さと尊さがよく分かるわ

本日レビューする育児本は「パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話」です。
本書の著者はパパ頭さん。

本書はパパ頭さんの家庭の育児を描いたコミックエッセイです。
パパ頭さん家の長男ににくんがある程度育っている状態から始まり、次男のととくんが生まれてしばらくするまでのお話になります。
パパ頭さんは教師をしており2回の育休を取っており、男性目線でのコミカルなコミックエッセイは少し新鮮です。

以下が本書の目次。

目次
第1章 長男にに出産・初の育休
第2章 次男とと出産・2回目の育休
第3章 育休が終わっても日常は続く

本書の特徴は男性目線での育児コミックエッセイであることです。
女性目線での育児・出産に関するコミックエッセイはたくさん見かけるのですが、男性目線の物は比較的少ないです。

またそれでいてとてもコミカルで可愛く描かれています。
男性の話でいうと最近はやはり育休に関するものが多いのですが、結構硬いと言うか、内容が真面目なんですよね。

本書の主人公、パパ頭さんは熱い想いと優しさに溢れすぎているキャラクターをしており、とにかく内容はコミカルです。
妻のキャラクターもなかなか際立っていて、マンガとして読んでもとても面白い内容となっています。

男性側の目線で書かれているため、女性目線のコミックエッセイにあるようなトラブルや悩みに関する話題も、ちょっと違う目線で見ることが出来るのが良いですね。
男性側の悩みといえばやはり妻のことをどうフォローするか。

例えば、パパ頭さんはある日妻が窓掃除をし終わったときの一言「休ませてもらった、脳をな」というセリフから妻の状態を察します。
育児は常に脳を酷使する状態。
頭の中は常にタスクで支配されており、それは予定通りに進まず、休憩も睡眠もろくに取れない。
そんな状態がひたすら続くため脳の状態はボロボロです。

この状態では僅かな思考ですら苦痛。
窓掃除という脳死で進められる仕事ですら安らぎとなるのです。

そんな状態では僅かな思考すら苦痛。
例えば食事の時間に「何飲みたい?」と聞くことすら苦痛でしょう。

突然「外で遊んできな」といってもその状態で放り出されても逆にダメージを与えるかもしれません。

そんな状況でパパ頭さんが思いついたフォロー策は妻が「したいこと」をするよりも「したくないこと」を実行すること。
快楽の増大よりまずは苦痛の削減。
そしてその際の注意点は常日頃ちゃんと育児をしておいて妻の信頼を得ておくこと。
そうでないといくら男性に育児を任せても女性は気が休まりません。

自分が気を使って行った行為が「したくないこと」になってしまっては問題外です。

このように、教師という職業柄かパパ頭さんはとてもフォローが上手いタイプなんですね。

また、子どもの描かれ方がとても可愛く、男性がキュンとするポイントを抑えているなと感じたのも特徴ですね。
ににくんの可愛さにはとても癒やされることでしょう。

本書はとてもコミカルに描かれておりおもしろおかしく癒やされるだけではなく、育児中のトラブルを解決してくれたり、育児に対するモチベーションの保ち方やパートナへのフォローの仕方などもとても参考になります。

育休を取得する方に限らずとても参考になる書籍だと思いました。

これからお子さんが生まれるという男性の方は一度お手にとって見てはいかがでしょうか?

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