育休取得パパのコミュニティが作った育休の指南書!
育休に関わる男性必見の情報が満載です!
育休ってじつは8割の男性が取得質と思ってるんだって
でも実際に1ヶ月以上の育休が取れるのは一握りらしくて
意外と多いけど、実際に取れない人が多すぎるのね
育休が取れても1週間くらいっていう人もたくさんいるらしいわ
やっぱりなかなかハードルは高いんだね
制度としてはあっても心理的な壁が高いのかな
今までの常識にないことだもの
でもちゃんとみんなが学んでいけば社会は変わっていくはずよ
本日レビューする育児本は「育休取得者の失敗から学ぶ、知らないと損する「50のこと」」です。
本書の著者はパパ育コミュという団体です。
パパ育コミュはシカゴリラさん代表のオンラインコミュニティです。
育児中のパパ約130名で構成され、そのうち約40名が育休取得者。
このコミュニティは、「男性育休」の取得が困難な現状を変えるために、SNSやブログ(「男性育休のすすめ」)を通じて情報発信を行っています。
2021年3月6日には「男性育休三部」を出版しました。
代表のシカゴリラさんは東京大学卒業後、米国の大学院に留学し、約10年間金融機関で働いた後、1年以上の育休を取得しました。
さて、そんなパパ育コミュが様々な育休取得パパの体験談をもとに育休に関する内容をまとめたのが本書です。
以下が本書の目次です。
はじめに
第1章:育休希望者編〜なぜ育休を取得するのか改めて見つめ直そう〜
第2章:育休準備者編〜育休の取得に向けた〜
第3章:育休準備者編〜社内やパートナーとの調整〜
第4章:育休取得者〜育休期間に向けた準備〜
第5章:育休復帰編〜育休はスタートであってゴールではない〜
本書の特徴はそのボリューム。
知らないと損する50のこと、とタイトルに有る通り50個のテクニックやアドバイス、情報が書かれているのですが
その一つ一つのボリュームが多いのです。
それぞれの基礎知識の解説と、コミュニティの方々の実際の体験談をうまく織り交ぜて解説されており、1つのセンテンスに対してしっかりと学べることでしょう。
本書の特徴はやはり実際に取得した男性からの体験談が元になっていること。
専門家からの話ではないため、仕事をしている男性の生の声が聞けるというのは悩みどころやアドバイスしてほしいところが良くわかっています。
例えばお金のこと。
育休中は収入が一体どうなってしまうのか、8割位に減るのはわかっているけどどれくらい実際に減るのかイメージがつかない、どの程度貯金を用意しといた方が良いの?などなど。
調べればシステム的な情報は出てくるのですが、じゃあ実際どうなの?という情報はなかなか出てきません。
この本を読むとお金に関する情報だけでも
・育休中に生活費がどの程度上がるのか
・育児休業給付金でだけで生活するときのコツ
・貯金はどの程度しておいたほうが良いのか
・育児休業給付金が全然振り込まれないトラブルとその原因
・お金が足りなくなったら副業してもいいの?
・ボーナス月に育児休業を取得すると十数万円儲かる裏技
などなど。
タイトルだけでも気になる情報が体験談を交えてたっぷりと掲載されています。
自分も育休感r年お書籍はいくつか読みましたが、ボーナス月の話は思いつきませんでした。
こういう部分も、聞いてみると「なるほど」と思うのですが、思いつかないとなかなか気が付きませんよね。
※だからといってそんなタイミング良く産めるものではないという点は注意です!怒られちゃいますよ!
このような感じで、コミュニティならではの目線で色んな情報を教えてくれるのが本書の特徴です。
育休を取得したいと考えている男性は実は8割を超えているそうです。
ですが、様々な壁があり、実際に1ヶ月以上取得できる方はかなりレアケースになってしまっています。
そんな育休に関する様々な壁も、本書があれば多くが乗り越えていける壁となることでしょう。
育休のことを考えている男性にぜひ一度読んでいただきたい本です。
よろしかったら一度、目を通してみてはいかがでしょうか?
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